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経営・ビジネス

綺麗のプロフェッショナルを目指す理念経営の企業にインタビュー

2024年2月に当社が戦略的資本提携をご支援し、その後も独自性を保ちながら成長を続ける株式会社サティス製薬。今回のインタビューでは、人事部長の六本木 華月氏をお招きし、事業成長と人の成長を同時に実現するサティス製薬のカルチャーと採用思想に迫ります!

サティス製薬が大切にしている「カルチャー」について教えてください。

私たちが大切にしているカルチャーは、ひと言でいえば 「“正しい綺麗”に、まっすぐ向き合うプロ集団であり続けること」です。

まず、「会社の軸」としてのぶれない方向性として、「1人でも多くの女性に正しい綺麗を」 という理念があります。
ここはOEM企業として少し誤解されやすいのですが、私たちにとってこの理念は「エンドユーザー向けの事業をする」という意味ではありません。

直接の“お客様” は、化粧品ブランドを運営する企業・事業者の皆さま(BtoB)です。
ただし、その先にいる、化粧品を日常的に使う “生活者(エンドユーザー)” が本当に納得できる品質や使い心地、誠実さを追求することが、結果的にお客様(ブランド側)の信頼につながると考えています。つまり、主戦場はあくまでBtoB(OEM/ODM)ですが、私たちの本質はブランドの価値を共創する「OBM」にあります最終的に届ける先の視点も持ち続ける、という整理です。

そして「個人の軸」として掲げているのが、「綺麗のプロフェッショナル」 というゴールです。
ただ、ここも言葉だけだと曖昧になってしまうので、私たちは“どういう状態を指すのか”を、次の3つで定義しています。

「綺麗のプロフェッショナル」を構成する3つ
● Will(意思):自分は何を実現したいのか(どんな価値を提供したいのか)
● Can(能力):その実現のために、何ができるのか(知識・経験・技術)
● Need(必要性):いま市場やお客様に本当に求められているものは何か

ここで重要なのは、Needです。Needは「自分がやりたいこと」ではなく、“自分たちの外にある需要” の定義です。
その中で、私たちは主に 「お客様(ブランド運営者)のNeed」 を中心に置きます。加えて、そのNeedの背景にある「生活者のNeed」(なぜそれが求められるのか)も見ています。
そしてこの3つが重なるところに、仕事としての納得感と成果が生まれる。これを「綺麗のプロフェッショナル」と呼んでいます。

例えば、こんなケースがあります。

● Will(意思):立ち上げ期のブランドが、生活者にきちんと選ばれる状態を作りたい
● Can(能力):処方や市場の知見、品質や法規の観点をもって、「このブランドが生活者に選ばれ続けるための要件」を提案ができる
● Need(必要性):立ち上げ期のお客様は、製品だけでなく「誰に、何を、どう届けるか」まで、戦略的な設計が必要になっている

この3つが重なると、単なる受託業務のフローをこなすのではなく、“ブランドの価値を正しく伝え、信頼され続ける状態を目指す”ことが 仕事になります。
ここにハマっている人ほど、仕事に没頭できますし、結果も出やすいと感じています。

“サティス製薬で働く意義” について教えてください。

一般的に「働く意義」とは、「誰のどんな課題がどう良くなり、その結果として自分は何を得られるのか」 が明確な状態だと思っています。
その観点で、サティス製薬で働く意義を整理すると、大きく2つあります。

1)立ち上げ期・成長途上のブランドの成功まで伴走する仕事ができる
私たちのお客様には、事業を立ち上げたばかりのブランドや小規模で挑戦しているブランド も多くいらっしゃいます。

こうしたお客様は、一般的なOEMに「製品を作ってください」と発注するだけではなく、そもそも

● ブランドの軸は何か
● どう差別化するのか
● 生活者にどう伝えるのか
● 継続して買ってもらえる設計になっているか

といった「上流の設計」から悩んでいることが少なくありません。

そこで私たちは、製品づくりだけでなく、必要に応じて “成功の条件”そのものを一緒に組み立てるところまで踏み込みます。
お客様の成功を通じて、結果的に「正しい綺麗」を世の中に増やしていく。
これが仕事の意義の中心です。

2)「自分の成長」が、目に見える形で返ってくる環境がある
もう一つの意義は、働く人の側の話です。

サティス製薬は、あらかじめポジションや役割が全部用意されている会社というより、北極星(方向性)はあるが、最適解は自分たちで作っていく会社 だと思います。
だからこそ、受け身ではなく、状況を見て自分で考えて動ける人は、成長の実感を持ちやすい。

たとえるなら、ジムでトレーナーが全部やってくれるのではなく、自分でメニューを考えて筋力をつけていく環境に近いです。
どこに行っても価値が出せる力をつけたい人にとっては、やりがいのある面白い環境だと思います。

また、年齢に関係なく挑戦できる点も大きいです。OEM業界の“セオリー通り”ではなく、あえて他社と違うやり方で価値を出そうとしているので、「今までの経験にプラスして新しいことをやりたい」大人の挑戦にもフィットすると思います。

私自身、転職のときにエージェントから「面白い会社があります」と紹介されたのがサティス製薬でした。
それは、型にはまった“〇〇屋”として終わるのではなく、今までの経験に新しい挑戦を上乗せしていける会社だ、という意味でした。
「常識的なビジネス感覚だと、やらないよね」ということにあえて挑む。その矛盾や難しさに、私は惹かれました。

ユーグレナグループ入りして変わったことはありますか?

当社の独自性や強みをそのままに、今もやるべき事を変えずに継続できています。
特に事業の中核となる、製品開発や品質へのこだわり、提案や伴走といった、お客様に向き合う姿勢や考え方は変わっていません。
一方で、変わったのは主に管理系の部門です。グループ内で協業することで、仕組みや運用の面で効率が上がりました。
結果として、現場は本来やるべき価値提供に集中できる。
そういう意味で、私たちにとってはポジティブな変化でした。

今後の事業方針と、それに伴う採用の優先テーマについて教えてください。

いま見えている課題としては、市場環境が変わってきている中で、これまでの強みを維持するだけではなく、お客様に提供できる価値の幅を増やしていく必要がある と考えています。

特に、立ち上げ期や小規模事業のお客様ほど、単に「良い製品を作る」だけでは成功しにくくなっています。
生活者に選ばれる製品の魅力づくり、伝え方、継続購入の設計など、成功要因が複雑になっているからです。
つまり、お客様が求める支援が、製品単体の支援から、ブランドを育てるための支援へ広がっている、と言えます。

そのために私たちは、“ただ受託するだけのOEM”ではなく、商品企画・設計など事業の上流から顧客の課題に応え、ブランドの成功までの伴走を、より強化していきます。

この考え方を社内では、戦略的な支援を実行するものづくり企業として、「The Strategic FAB Company」と呼んでいます。
ここでいうStrategic(戦略的)とは、単に「一緒にブランドを作る」というだけの話ではなく、

● どの生活者に
● どんな価値を
● どんな情報で届けると成功に近づくのか

という事を、あらゆるブランドにとって最適な選択を考え、必要な事を全てやりきる、という意味を定義しています。

“活躍している社員” の共通点は何ですか?

まず共通点として強いのは、仕事に没頭できている人 だと思います。
これは精神論ではなく、先ほどの Will / Can / Need が重なっている状態 を、自分で作れている人、ということです。

それに加えて、活躍する人には「会社に正解が全部ある前提」ではなく、
会社に足りないものを見つけて、提案し、動ける という特徴があります。

よく「GIVER気質」という言い方を目にしますが、行動で言い直すと、次のようになります。

● 気づいた課題を、言語化して周りに共有できる
● 自分の意見を持ち、実行まで責任を持てる
● 部門をまたいで調整し、前に進められる
● 「今の最適解」を探し続けられる(変化に合わせて考え直せる)

サティス製薬は、技術職、営業、人事など、いろいろな役割が一つの船に乗っている会社です。
その中で、自分の役割を固定せずに、状況に応じて最適な動きを取れる人は、居場所を見つけやすく、結果も出やすいと感じています。

だから選考でも、過去のスキルはもちろん見ますが、それ以上に
 「これから何を成し遂げたいのか」 を重視していますね。

弊社の津田への印象や期待があれば教えてください。

津田さんとお会いしてからまだ2、3ヶ月しか経っていませんが、我々の事業を理解しようとしてくださっているのが非常に助かっています。あとはオープンポジションでの提案も多いですよね。「合うかどうか分かりませんが、この方はどうですか?」と提案してくださって、我々の想像力やイマジネーションを掻き立ててくれるのが非常に助かっているので、引き続きお付き合いできればいいなと思っています。
アドオンがあるとすれば、長くお付き合いする過程で、我々の要望や会社の特徴などを第三者目線で掴んでいただいて、候補者の方に伝えられる形に変換していただくような役割を担っていただければ嬉しいですね。

左:株式会社NEWOLD CAPITAL 津田(インタビュアー)
右:株式会社サティス製薬 六本木氏

六本木様、貴重なお話をありがとうございました!

サティス製薬とは
会社名:株式会社 サティス製薬
所在地:本社・工場 〒342-0015 埼玉県吉川市中井57-1
研究所 〒135-0047 東京都江東区富岡2-11-6 長谷萬ビル3階
代表者:代表取締役 山崎智士
設立:1999年12月8日
HP:https://www.saticine-md.co.jp

津田 奈都美

津田 奈都美

産業推進本部 Agent事業 プリンシパル

Writer

大阪府大阪市出身。
大学卒業後、美容総合商社にてプロフェッショナル専売品の営業に従事し、新規開拓営業を7年以上担当。その後、東南アジアおよびアラブ首長国連邦にて多様な業界で営業経験を積み、異文化環境の中で柔軟な対応力と国際的な視野を養う。
美容業界に携わる中で、「人材こそが業界の価値をつくり出す」という確信を持つに至り、人を軸に業界を支え、企業の発展に貢献したいという思いから当社に参画。これまでの経験で培った企業の持続的な成長に資する提案・実行を強みとし、顧客と共に持続的な成長を実現することを使命としている。